しかし、近年の研究で、胃がん患者の99%※1がH.ピロリ菌(以下、ピロリ菌)に感染していると報告された例があるように、胃がんの発症原因はピロリ菌であるということが確定的になったことで、「いわゆる予防できるがん」と言われるようになりました。その結果、すべてのがんが増え続ける中、胃がんだけは減少をはじめました。
この事実をまだご存知ない方、ピロリ菌に感染しているかどうかまだ検査していない方、然るべき対策をまだしていない方に向けて、私たちは活動を始めました。
*1 Low prevalence of Helicobacter pylori-negative gastric cancer among Japanese.
Matsuo T, et al. Helicobacter. 2011 Dec;16(6):415-9.
ご挨拶
皆さん、こんにちは。私たちのプロジェクトがいよいよスタートします。世の中はコロナウイルス一辺倒で、連日の感染者拡大の報や政府メッセージが報道されています。最大の課題は、ワクチン・特効薬の開発の目途が立たないということ。ならば我々は見えない敵に対して、自衛というかあらゆることに敏感になり、自身が感染しないこと、そして移さないことを考え愚直に行動するしか方法はありません。
そして我々の進めるプロジェクトも、感染症対策の一環になります。がんの発症は、暴飲暴食・酒・たばこ・運動不足等、日常生活の積み重なった結果が要因となるもの。そして感染症由来のものがあります。
我々が進める胃がん対策は、ピロリ菌のスクリーニングをして、結果に応じた健康管理のあり方を示すものです。胃がん患者の99%はピロリ菌に感染しています。このピロリ菌は、上下水道が完備していない頃に多くの方は感染しています。いわゆる井戸水ですね。また若い方がピロリ菌に感染している方は、子供の頃、ご両親等による食事の口移し等で感染するケースがございます。
我々の活動はこのHPをご覧頂ければわかるように、ピロリ菌を除菌して胃がん患者を一人でも減らそうという運動です。昨年から企画を進め、多くの企業の方々から社会貢献事業として進めようとなり、コンソーシアムの結成につながりました。
まだヨチヨチ歩きですが、情報をスピーディーに発信し、多くの企業の皆様と連携し、国内の胃がん患者を減らす活動を進めていく所存です。どうぞ宜しくお願いします。
ピロリ菌ゼロアクションコンソーシアム
事務局長 有賀博之
新着情報
- 2022年3月11日(金)郵送血液検査デメカル「胃がんリスク層別化検査(ABC分類)」が広島サンドボックス「大切な人をピロリ菌から守るプロジェクト」で採用されました!
- 詳しくはこちらをご覧下さい。
- 2020年9月4日(金) Facebookに記事『コンソーシアム発会式開催される』を追加しました。
- 詳しくはこちらをご覧下さい。
- 2020年4月10日(金) ピロリ菌ゼロアクション公式サイト公開しました。
- 2020年3月20日(金) FaceBook公式ページをスタートしました。
- ピロリ菌ゼロアクションコンソーシアムのFBページはこちら。